制作記
第3 回 地面の作り方。雪の情景の作り方。
一回目の制作記で書いたお気に入りの素材「地形の元」ですが、在庫切れが続いておりもう入手できませんので、最近はアーチスタフォルモという粘土で地形を作っています。長期間経過してもひびが入らないようですし、ゆっくり固まるのが自分にとっては都合が良いです。一般には「ミラコン」という商品名の石膏のように水を混ぜて使う粘土を使っている方も多いかもしれませんが、固まる時間が速すぎて自分はあまり好きになれません。 |
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ベースは小さい方はデコパージュ用の市販の板、大きい方は角材を組み合わせたものにて作ったものです。粘土の剥がれ防止の為小さいベースには木片を貼付け、大きい方はスチレンボートを貼り表面に傷を付け粘土を剥がれにくくしました。 |
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写真の撮り忘のため、行程が少し進んでしまいました。粘土で地形を作り手前の部分にコルク片で岩を表現しました。木工用ボンドをたっぷり塗ってその上に「地形の元」に入っている細かいおがくずをまきます。市販の建築、鉄道模型用のシーナリーパウダーというものもおがくずに着色したものだと思いますので、それを使っていただければほとんど同じ表現ができると思います。 |
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水で薄めた木工用ボンドを表面がベタベタになるくらいたっぷりしみ込ませます。 | |
しばらくして表面が落ち着いたらアクリル絵の具(色はローアンバーという色です。)に少量の木工用ボンドを混ぜたものを塗ります。 | |
地面の表面が単調だったので小石を少し埋め込みました。粘土は一日位かかってゆっくり固まりますのでこんな風に気が付いた時、後から追加工作できるのが便利です。その後市販の草の素材(名前は分かりませんがどこの店でもよく見かけるものです。)を木工用ボンドで接着しました。この時そのまま使うとグリーンが鮮やかすぎるので枯れた感じの色のものとブレンドして色調を押さえて使用しました。最後に完全にボンドが乾いたら少し明るい地面の色でドライブラシ(筆に付いた余分な絵の具を拭き取り、少量の絵の具、塗料をこすり付けるような感じで塗る技法)して色も単調にならないようにしてみました。 |