制作記

第2 回 Sタンクの複雑な迷彩塗装を筆塗りでやってみました。

いよいよ溝引きで境界線をきれいな直線にしていきます。

この段階では後部に付く迫撃砲はまだ取り付けていませんが、ほとんど部品はとりつけてあります。大きく張り出す部品や壊れやすいデリケートな部品はやはり後で取り付けたほうがよいと思いますが、全体的にのっぺりした形の戦車ですので物差しを置く場所を確保できて作業はわりとやりやすいです。

 

かといっても細かい凹凸の多い表面を一回できれいな直線にすることはできませんので、小刻みに筆先を動かしなるべく直線らしく見えるように色をつけていきます。

横も車体を寝かして塗っていきます。
これで筆塗りの作業はひとまず終わりました。
筆ムラなど気になるところはエアーブラシで修正しました。色の境界線近くに吹き付けると境界がぼけてしまいますので、色の帯のまん中あたりをねらって薄く吹き付けていきます。

 

 

 

 

筆が入りにくいところやマスキングテープが容易に貼れるところは、適当な長さに切ったテープで簡単にマスクして縁をねらってさっとエアーブラシを吹きかけます。これだけでかなりシャープになります。

 

 

 

 

あとは迫撃砲を取り付け汚し塗装(ウェザリング)をして完成です。それらしい雰囲気は出たのではないでしょうか。ウェザリングについてはまたの機会に取り上げます。

書き忘れましたが、下の写真のようにコーナー部分は交差させてはみ出した部分をあとからベースの色で修正するとシャープに仕上がります。溝引きは多少練習が必要ですが、下のように木目を表現したりできますので、機会があればカーモデルの内装にも使ってみようかと思います。その他手描きマーキングやデカールの欠けの修正などにも使えそうです。もしちょっと変わったことがやってみたいという方がみえましたら、挑戦してみてはいかがでしょう。

 

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